(特に遠方からいらっしゃる方はご注意ください)
●未成年の方は同意書又は両親どちらかご同伴でお願いします。
プチ整形やピアスでも未成年の方の処置は保護者の同意が必要です。
基本的には保護者の方ご同伴でお越しくださいませ。
保護者の方は、基本的にお父様、お母様のいずれかでお願い致します。
万が一ご同伴が難しい場合は、同意書をお持ちいただくと共に、手術当日、内容によっては手術よりも前もって、当院より保護者の方にご連絡させていただくこともございます。ご連絡がつかない場合は、手術をお引き受けしかねますので、ご了承くださいませ。
ご同伴頂く際、認印(シャチハタ以外)をお忘れなくお持ち下さい。
⇒同意書(pdf)の印刷はこちら
分かりにくい場合はお気軽に03-5287-3331までお電話でお問い合せ下さい。
※PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe社のAdobe Reader(無料)が必要です。
Adobe社のページからダウンロードし、インストールしてご利用ください。
●お薬を服用されている方
使用している薬剤によっては、手術の経過に悪影響を与える場合があります。特に手術前後にステロイド剤、 免疫抑制剤、抗がん剤などの薬を使用されていますと、 創部の治りが悪くなったり化膿の原因となる場合があります。低用量ピルを服用されている方は、手術前4週間手術后2週間は、血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがあるため、治療によっては休薬が必要となりますので事前に必ずお申し出ください。
また脳梗塞や心臓の病気などで抗凝固剤(血液を固まらせにくくする薬、例えばワルファリン、バファリン、パナルジンなど)などを使用されていますと、出血の原因にもなり、術前の血液検査の結果によっては手術を受けられないこともございます。手術を受けられる前に必ずお申し出下さい。
●薬に対するアレルギーのある方
薬に対するアレルギー(過敏症)には著しい個人差があります。以前に抗生物質・鎮痛剤などの薬や麻酔薬などの注射を受けて、皮膚に赤い斑点や湿疹(薬疹)などがでたり、気分が悪くなったことがある場合にはその薬に対するアレルギーの可能性がありますので、異なる種類の薬剤を使用する必要があります。
薬のアレルギーの中でも最も危険なものがアナフィラキシーショックです。このアナフィラキシーショックは非常に稀ですが、あらかじめ予測することが困難で、血圧低下・呼吸困難を引き起こし、死亡例も報告されています。従ってこのような薬剤アレルギーについての情報は確実に伝えて下さい。
●手術後の経過観察について
良い手術結果を得るためには、術後の処置も極めて大切です。医師、看護師の指示を必ずお守り下さい。また手術後の経過観察も大切ですので、指示に従って必ず受診して下さい。指示をお守りいただけない場合や受診されない場合は、治療結果に責任を持てない場合もあります。
●麻酔について
手術をするためには麻酔が必要です。麻酔には、局所麻酔、全身麻酔、静脈麻酔、腰椎麻酔、硬膜外麻酔などがあります。また麻酔においては、極めてまれに予測し得なかった事態が起こることもあります。そのような場合は回復に全力を注ぎますが、やむを得ず手術が中止となる場合もあり得ますので、ご了解下さい。
局所麻酔・・・
手術部位に局所麻酔剤を注射して知覚を麻痺させる方法です。注射をするときに痛みがありますが、十分に効いていれば手術の最中は全く痛くありません。手術の最中は意識がありますので、万一痛い場合は云って頂ければ局所麻酔剤を追加します。これは数時間効いていますが、その後は手術による痛みが生じます。まれに局所麻酔剤に対する過敏反応でショックを起こされる場合もありますが、そのような場合は適切な処置を行います。
全身麻酔…
口から気管の中に細い管を入れ(気管内挿管)、この管を通して肺に麻酔のガスを送り込み、患者さんを眠らせてしまう方法です。手術の最中は全く意識がありません。麻酔から醒めた後に、吐き気を訴えられたり実際に吐いたりされる場合もあります。吐き気がある場合は早めに云っていただければ、吐き気止めのお注射をいたします。
通常は、麻酔からしっかりと醒めて吐き気がなくなるまで(4~8時間)、お水は飲めません。場合によっては唇をぬれたガーゼで浸したり、氷を口に含むぐらいは許可されますので、お申し出下さい。
全身麻酔の挿管の際は十分に気を付けて行いますが、それでも器具で歯を痛めてしまうことがあります。特に前歯が少なかったり、ぐらついていたり、挿管が難しい場合はこのようなことが起こり得ますのでご了解下さい。
静脈麻酔…
点滴のお注射から鎮静剤と鎮痛剤を注射して眠って頂き、その間に局所麻酔剤を注射してしまうという方法です。途中で目が覚めることもありますが、局所麻酔が十分に効いていれば痛くはありません。この方法も、用いる薬剤によっては麻酔から醒めた後に、吐き気を訴えられたり実際に吐いたりされる場合もあります。吐き気がある場合は早めに云っていただければ、吐き気止めのお注射をいたします。
硬膜外麻酔…
背中から麻酔剤を硬膜外に注入して、脊髄神経を麻痺させる方法です。手術が終わっても下肢の運動筋も麻痺していますので、1~2時間は歩けません。その間はクリニックで安静にしていただき、充分運動筋が回復してからご帰宅いただきます。